巨石交流会
TOP > 民族遺産を知る > 2014年5月18日(日)神呪寺・融通観音ご開帳
2014年5月18日(日)10時JR西宮北出口に集合
(参加者:9名)
年に一度開催される神呪寺秘仏開帳の日です。多くの方がお詣りに来られています。秘仏とは、木造如意輪観音坐像(国指定重要文化財)・木造弘法大師坐像(国指定重要文化財)他ですが、本堂には、他にも多くの仏像や曼荼羅などがあります。
一つずつゆっくりと見るゆとりがないくらいの見学者です。
譲り合いながら、堂内を巡ります。
見学の後、甲山の頂上を目指します。お天気が良過ぎて、ちょっとバテ気味なまま頂上まで歩きました。

 

【甲山頂上】
お椀を伏せたような形の山の頂上は、スパッと切られたように平になったます。何も無い広場に、この説明看板と後ろに見える平和塔でした。看板によりますと、昭和45年に平和塔の側で、地中に突き刺さっていた「銅戈(どうか)」が見つかったのだそうです。
銅戈とは銅で出来た戈で、「戈」とは矛(ほこ)のようなもので、矛は刃が真っすぐついているが、戈は横向きに刃の部分がついているものだそうです。祭祀用に使われたもののようです。

 
 

甲山八十八カ所の中にある。「廣田明神影向岩」にも行って来ました。役行者と瀬織津姫と邂逅したと伝えられる岩です。役行者の石像の裏がその岩のようです。
他にも、不思議な岩や石像があります。調査はまだまだこれからです。始まったばかりなのに、多くの磐座に出くわしています。

 
  時間にゆとりがあったので、新たに見つかっている磐座へ。
測量もしました。一番上にある虹の磐座を基準にして、それぞれの位置を計ります。方角と距離、それで位置がわかるのだそうです。
どのように表現するかも、わかりやすく見てもらうためには、必要なのでしょうね。
皆さんが、ネットをかぶっているのは、ブトなど虫から防御するためです。小さな虫ですが、刺されると後が大変です。痛くは無いのですが、腫れてきます。女性は特に注意が必要です。
 
  まだまだ時間がある。という事で、九想の瀧へ。
ここは、真名井御前と空海が修行をしたと言われる場所。修業期間が、3年?17日?と書き物によって違う。修行の後に、神呪寺を興してしるのだから、17日では身近過ぎると勝手に憶測する。
この瀧を構成している岩は、巨石ばかりだ。加工されている所も見えるし、石積みがほどかされているようだ。
山の上には、まだまだ巨石があるようだ。磐座もあるかもしれない。後日、調査が必要な場所だと考えている。しかし、いつの事になるのだろうか?
 
 
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